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世界最古のジッパーに出会う旅 Zipper』とフリーデル教授編
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    先日の記事で紹介した珍書本ですが・・・ん?とひっかかったのがココ→「・・・ジッパーに関する本は世界を見渡してもこれ以外にないらしく、・・・」。








    『ZIPPER GEAR』以外のジッパー本?



    いや、ありまっせ!





    翻訳されてないのが残念ですが、れっきとしたISBNつきの書籍で、その名も『Zipper』! 正式には、『Zipper: An Exploration in Novelty』





    サイエンス・ヒストリアンであり、メリーランド大学で教鞭をとっておられるロバート・フリーデル教授が書かれた本です。






    そう、ジッパーって、どうもないがしろにされてる感があるけど、服飾史としても工業史としても、立派な研究対象なのですよ!





    フリーデル教授の『Zipper』も、読み物の形態はとっているけど、れっきとした研究書(ちなみに参考文献の書き方を見れば、研究書かそうでないのかは一目瞭然です)。





    『ZIPPER GEAR』の参考文献リスト(p. 246)では、筆頭がこの『Zipper』、謝辞のページ(p. 2)では、フリーデル教授その人を一番に挙げさせていただいております。そのくらい、先生はジッパー研究の重鎮であり、あお太にとっては恩人なのです。





    そうそう・・・つい最近、イギリスのBBCからジッパーの特集番組を作りたいとのことで問い合わせがあったのですが、いかにもフリーデル教授が似合いそうな内容だったので、そのまま教授に丸投げさせていただきました。









    で・・・そのフリーデル教授に会いに行ったのは、1冊目の『FULL GEAR』が出て5年目の2010年。


    (すでに完売しています、これは往時の写真↑)





    いったん完成したと思ったジッパー本を最初からやり直すことになり、しかもなかなかカタチにならず、本当に苦しかった時期です。




    持っている資料だけで本を出そうと思ったら出せるけど、自分の中の何かがOKしない。このまま出しても、自分が見たかった本にはならない。妥協するぐらいなら、自費出版にする意味がない。





    そう思って、ジッパーをテーマにした調査はこれが最後のつもりで、アメリカに通算9度目のリサーチの旅に出ました。









    そして、フリーデル教授に連絡をとり・・・「公文書館に行くので、もしお時間があるなら、20分ほどでいいので、お目にかかれませんか」と・・・軽いあいさつを装ってはいたけれど、失礼がないように先生の本を読み込んでおかなきゃ!など、かなりドキドキでした(アメリカはあんなに広いのに、公文書館とメリーランド大学はウソみたいにご近所同士なのです)。







    予想に反して、にこやかに迎えてくれた教授との面会は、結局1時間ぐらいに・・・。






    力強い励ましの言葉と、「写真をふんだんに載せなさい、みんな写真が見たいんだ」というアドバイスもいただきました。












    そして・・・『ZIPPER GEAR』がついに完成した2013年春、お礼と報告のために、ふたたび教授を訪ねてメリーランド大学へ。




    先に郵送してあった本を見てくださっていた先生は、開口一番、"It's rewarding!"と喜んでくださり・・・





    「ボクの本はタロン社のことが中心になっているけど、キミは他社の情報まで網羅しているね。それに、本のレイアウトやデザインもすばらしい」とお褒めのコトバをいただきました。







    先生のほうも、古い資料を段ボールの奥から出してきてくれたりして・・・。

    「ボクはやっぱりマシンが好きなんで、このへんなんか、たまらないんだよね〜」と、ダイキャスト工法(p. 77)の図で手を止めていました・・・。








    でも一番の衝撃は、この情報!





    あれ? なんだか長くなってきた。
    いったん切ります〜。



    ではでは。




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    『ZIPPER GEAR』(Paypal払いができるようになりました)
    ◎Full Gear Pjt エンボスつき『THE 501XX』



     
    | あお太 | 20:00 | - | - | - |